以前、名作絵本で紹介した「あかちゃんおうさま」を購入しました。
大きな書店で探してもなかったので、ネットで発注です。
これは、本当にすばらしい絵本です。
読み返す度に、たくさんの愛を感じます。
主人公はあかちゃんです。
あかちゃんは生まれながらにしておうじなので、お世話係がたくさんいるのです。
もう、ちやほやされ放題なので、これが「当たり前」だと思っています。
ところが、少しずつ家来達が「もう大丈夫」みたいなことを言って、いなくなっていきます。この時の絵が素晴らしいのです。あかちゃんおうさまは、最初は怒っているのです。でも、いなくなるうちにだんだん泣き顔になっていきます。
一方、家来達は、みんな笑顔なんです。
うーん、奥が深い!
やがて、あかちゃんおうさま自身も家から追い出されます。
途方に暮れていると、職人に拾われて、うーんと働かされます。
一生懸命働いたので、その姿を見た女性と結婚します。
やがて、子どもが生まれます。
子どもが生まれてからもうーんと働き、月日は流れます。
あるとき、あかちゃんおうさまは体が弱くなって、あまり動けなくなります。病室のベットで横になるのです。でも、あかちゃんおうさまの周りには、
ごはんを作ってくれるおんなの人、トイレのお世話をしてくれるこども、仕事をがんばって褒めてくれる人がいるのです。
あかちゃんおうさまは、それを「当たり前」だとは思いません。
というお話です。
実際、手にとって読むと、よりあたたかさが伝わる一冊です。
我が家の3歳児も喜んで読んでいます。
本の斡旋業者ではありませんが、名作なので、是非買って読んでくださいねー。
やっぱりリアル本は良いですよ―!