Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

くだらない② 「デビュー」

くだらないデビュー


 また大学生の頃の話です。

 大学にはくだらない話が多いのかもしれません。

 きっと、高校と違い、地元を離れて自分の立ち位置に迷走するからでしょう。

 

 ある日、私の友人がやや偉そうになりました。

 どうしてそうなったのかは分かりません。

 妙にトゲトゲしている感じです。

 当然、周りに「面白くない」と思う人が出てきます。

 私は、どうしちゃったのかな? ぐらいでしたが・・。

 

 その後のある日、「面白くない」と感じる人が私の友人のことを

「あいつは、大学デビューらしいぞ!」

と言い始めました。要は、高校時代は存在感がなかったのに、大学生になって粋がっているのでけしからん!ということらしいのです。それから、自分の高校時代はイケている存在だったから、奴とは違う!みたいな感じです。

 

「くだらない」

「本当にくだらない」

 

 じゃあ、幼稚園デビューだったら、もっといいのかな?

 小学生デビューは中学生デビューよりもいいのかな?

 そもそも、何にデビューしているのかな?

 過去の栄光にすがりたいだけで、現在の自分で満足していないのかな?

 

 私の生き方は、今を生きるだけなんです。

 過去はもう終わったことで、あまり関心はありません。

 過去は懐かしむものであり、今を生きる糧にするものであり、決して現在に持ち出して自慢するものではありません。過去の使い方を間違っています。

 

 まあ、言いたいなら言ってもいいですけどね。

 言ったからって、言った人の価値が上がるってことはないですよ。

 

 

 その後、友人の偉そうな態度は収まりました。

 どうしてそうなったのかは分かりません。

 でも、人間なんだから、いろいろありますって。 

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