また大学生の頃の話です。
大学にはくだらない話が多いのかもしれません。
きっと、高校と違い、地元を離れて自分の立ち位置に迷走するからでしょう。
ある日、私の友人がやや偉そうになりました。
どうしてそうなったのかは分かりません。
妙にトゲトゲしている感じです。
当然、周りに「面白くない」と思う人が出てきます。
私は、どうしちゃったのかな? ぐらいでしたが・・。
その後のある日、「面白くない」と感じる人が私の友人のことを
「あいつは、大学デビューらしいぞ!」
と言い始めました。要は、高校時代は存在感がなかったのに、大学生になって粋がっているのでけしからん!ということらしいのです。それから、自分の高校時代はイケている存在だったから、奴とは違う!みたいな感じです。
「くだらない」
「本当にくだらない」
じゃあ、幼稚園デビューだったら、もっといいのかな?
小学生デビューは中学生デビューよりもいいのかな?
そもそも、何にデビューしているのかな?
過去の栄光にすがりたいだけで、現在の自分で満足していないのかな?
私の生き方は、今を生きるだけなんです。
過去はもう終わったことで、あまり関心はありません。
過去は懐かしむものであり、今を生きる糧にするものであり、決して現在に持ち出して自慢するものではありません。過去の使い方を間違っています。
まあ、言いたいなら言ってもいいですけどね。
言ったからって、言った人の価値が上がるってことはないですよ。
その後、友人の偉そうな態度は収まりました。
どうしてそうなったのかは分かりません。
でも、人間なんだから、いろいろありますって。