なかなか夜寝ない我が子にイライラすることはありませんか?
本当に、どうして寝ないのかさっぱり分かりません。
この記事を読んだからと言って、夜すんなり眠るようになるということはありません。たぶん続きますが、自己肯定感は育ちます。そこだけは保証します。
この記事は(2019.12.01の記事に加筆・修正)、もうそんな悩みもなくなってしまった私が、当時を思い出しつつリライトした記事です。
なかなか夜寝ない我が子に自己肯定感を持たせる
子どもは愛されて育ちます。
ただ、その愛は何なのかというのが難しいのです。
ほとんどの親は、我が子に愛情を注いでいますが、その愛情は自分が信じて疑っていない愛情であって、その愛情が自己肯定感を育むかというと、必ずしもそうはいえません。
自己肯定感を育む愛情は、自己肯定感を育てる接し方が必要なのです。
また、分かってはいるけど、どうしてもイライラしてしまう自分に気づき、自己嫌悪になることもあるでしょう。
甘えさなのか、甘やかしなのかという問題も常に頭をよぎります。
そのことについては、別の記事で書いているので、お時間がありましたら覗いてみてください。
では本題に入ります。
そもそも論になりますが、なぜ子どもはなかなか寝ないのでしょう。
昼間に思いっきり遊ばせ、さあ、今日は早く寝るだろうと、期待しても寝ないということもあります(我が子はそうでした)。
ほったらかしていたら寝ると思っていても、親の心情としてそれもできない。
抱っこをして、ゆらゆらして、寝たかな・・・と思って、ベットに寝かせたとたん起きるということも日常茶飯事です。
なぜ寝ないのか・・・・。
正直、分かりません。法則みたいなのもないような気がします。
色々と調べましたが、どの方法もうまくいきませんでしたから。
でも、私なりに考えた結果、おそらくこれが正解というのはあります。
それは、起きている時間が楽しすぎるということです。
赤ちゃんがなぜ寝てばかりなのかという理由や、眠るとは何かということを深く理解していくと、どうもそういう結論に至ります(詳しくは割愛しますが)。
もしも「起きている時間が楽しすぎるから寝ない」が正解なら、とりあえず、夜なかなか寝ないという状態を喜んで良いのです。その時点で自己肯定感が育っているという証拠になります。
・・・そんなこと言ったって、夜寝ない子を世話する親は大変だ!
と言われそうですし、まったくその通りです。
ただでさえ自分の時間がないのに、そして早く寝てくれさえすれば、自分の時間がもてるのに・・・と願う気持ちはよく分かります。
でも、せっかくだから、そしてそんなに長い間続くわけでもないから、腹をすえて楽しんだら良いですよという、ただの提案になります。
今となっては、次の出来事がとても懐かしく思えるから言うのです。
できるなら、もう一度経験したい・・・とさえ思います。
過ぎ去った日々は全て美しく、かけがえのない思い出となるのです。
寝ない我が子の話を聴いて自己肯定感を伸ばす
我が家で起きた出来事を事例として紹介します。
我が家のちび姫(3歳)が寝る時間になると騒ぎ始めます。
寝たくないのでしょうね。きょうだいけんかも始まりますし、上の姫はイライラしています。そうして、ちび姫は「早く寝なさい」と叱られる運命に・・・。
もともとは楽しそうなんですけどね、いつまでも起きていられると困るので、寝てもらうしかないのです。だから、イライラしちゃうのも仕方ありませんし、その結果ぐずるのも致仕方ないかと・・・。
それで、ある日ぐずっているちび姫を居間に連れ出し、そんなに泣くのは理由があるんだろう? 何か嫌なことがあったんじゃないか? と話しかけてみました。
3歳ですから、私の質問の真意も分からなければ、正確に答えることもできないのでしょうけど、雰囲気は伝わります。「父ちゃんは何か聞いているな」と。
もしかしたら3歳児には分からないと決めつけているだけで、本当は分かるのかもしれません。
ちび姫は、私が理解できるようには話せませんが、雰囲気を察するに、どうも「怒られたから泣いているのだ」というような事を訴えているように感じました。
「そうか、それで泣いたんだね」
実は私は理解してはいないのですが、ただ同調してみました。すると、大きく首を縦に振るので、「やった!当たってた!」と思って
「そうか、そうか、じゃあ、我慢したんだね」と言ってみました。すると、大きく首を縦に振るので「このままいっちゃえ」と思って
「そうか、そうか、そうか、我慢したから偉かったね」と言ってみました。すると、大きく首を縦に振り、満足そうな表情に変わりました。
「分かったよ。で、これからどうする?」
「寝る」と言うかと思ったら、きょとんとしています。ああ、そうか、選択方式の方が良さそうだと思い、言い換えます。
「寝るか、ここにいるか、どっちがいい?」
「ここにいる。」
「うん?」
「ここにいる。」
もう、夜の9時なんですけど、聞いて選ばせたのだから仕方ありません。じゃあ、いていいよということで、ちび姫は10時までブロックで遊んでいました。
10時になると、ようやく満足したようで「もう寝る」と私のところに来たので、寝室に連れて行きました。
いつもは、ギャーギャーうるさく時間が経ち、やがて眠りの時間が訪れるのですが、この日は、寝室に行ったらすぐに寝たようです。
まとめ
最初にも書きましたが、この記事は寝ない子を寝かしつけるための方法ではありません。自己肯定感を育むための一事例としての提案であり紹介です。
自己肯定感を伸ばしたいという親はたくさんいますが、実践できる親はあまりいません。それは、自己肯定感を高めるための関わりは、とても労力が必要だからです。その労力の最重要ポイントは、「待つ」と「見守る」です。ちなみに「放置」は絶対にしてはいけません。
寝る場面だけでも、こんなに大変なのですから、遊びや食事などが加わると、その大変さは国家事業に匹敵する一大事業です。
しかし、3歳までが最重要で、そこで上手くいけばだんだん手がかからなくなり、次の6歳までには、そうとう聞き分けのよい子になり、10歳で終了するまでには、伸び伸びとした自己肯定感が育まれています。
きっと、悪戦苦闘した日々が過去になったとき、懐かしいよき日の思い出となるはずです。どうか楽しんでください。親が笑顔になるだけでも、自己肯定感は育ちますから。
昔の記事ですが、素敵な絵本も1つ紹介します。
もし良かったら覗いてみてくださいね。