日本の英文学者・斉藤兆史は「日本人は長い間、勤勉に価値を見出してきた歴史がある。だが現代日本ではそうした美徳は失われようとしている。ひと口に努力と言っても、方向の間違った努力というのは空しい結果に終わることが多いので、結果として挫折感にさいなまれてしまう若者は多い。