Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

健康の秘訣 第10回(最終回) ~心と身体は一体である~

 健康シリーズもとりあえず最終回にします。もしかしたらまた書くかもしれませんが、教育ブログなので、教育中心に戻すつもりです。

 さて、最終回は「心と身体」です。どちらも奥深いという内容の記事になります。そして「身体」から入る健康の方が「心」から入る健康に比べると簡単であるという説明になります。

 

1 奥が深いという理解

 私はこれまで、教育からスタートし、児童発達、心理学、哲学、科学、宗教、神学、スピリチュアルなど、様々な分野をかじってきました(かじってきたので、それぞれの分野のスペシャル域には達していませんが・・・)。

 そして、主に見えない世界、精神面における真理について勉強をしてきたわけですが、それらは主に内側の世界で、目には見えないけれども確実にある世界観です。本当に奥が深すぎて大変なんですが、要は外側を軽視していた節があるのです。

 ここ1年くらい、食事に始まり、健康についての勉強をして分かった事を「健康シリーズ」としてお裾分けしてきましたが、そこには私なりの気づきがあったからです。

 それは、内側と外側のバランスのことであり、健康に至るための入り口のことです。それぞれを具体的に説明します。

 

2 内側と外側のバランス

 内側はとにくかく理解が難しく、膨大で広大です。

 それで私は勘違いをしていたのです。

 外側よりも内側の方が難しいという解釈が間違っていたのです。

 よくよく考えてみれば、心と身体が一体であるのなら、内側が複雑ならば外側だって同じように複雑なはずなのです。それでバランスが取れているわけですから。

 それで実際に、外側の身体について勉強してみたら、ものすごく奥が深いことにようやく気がつくことができました。しかも「身体」だけでも奥が深いのです。「身体は宇宙である。」と言っている賢者がいたと記憶しています(何の本だっけな~)。

 外側は身体だけではありません。人類の歴史そのものでもあります。社会形成、政治、外交、文化などなど。

 ですから、質だけでなく量も半端ない量で、全てを知ることは不可能です。

 ですから、想像力に頼るしかないのですが、基本原理は同じです。必ず理由があり、結果があるということ。そしてその理由は複雑に絡み合っているので、断言できるような代物ではないということ。しかしある程度の真理は垣間見ることができるということ。そういう類のものです。

 本当の健康は、この「内側」と「外側」の両方の自然体、全体性としての自然の姿において実現します。何度も書いてきましたが、病気は関係ありません。病気は、病気かそうではないかを言っているだけで、健康そのものは定義していませんから。

 

3 健康に至るための入り口

 心が健康なら身体も健康になります。

 これは事実です。

「心が不健康で身体は元気」はありません。

 だから、心をなんとかすればいいんだと思っていました。

 しかし、心は難しいのです。

 理屈で説明しても納得できないなら受け取れないためです。

 しかも分かりにくい。

 

 しかし、真理は逆も真理になることができます。

 つまり「身体が健康なら心も健康になれる」ということ。

 

『健全なる精神は健全なる身体に宿る』という言葉があります。

 これは、古代ローマのユウェナリスという詩人が風刺詩集の中で使った一節のようで、意味は「大欲を抱かずに心身の健康を願いましょう。」ということみたいです。

 軍事的な目的もあり、この言葉は「身体を鍛えるんだぞ!」みたいに使われちゃったみたいですが、本来の意味は「心身の健康を願いましょう。」ということで、内側と外側の両方を言っています。そして「健全なる精神」というのは「健全なる身体に宿る」と言っているので、その逆も真です。「健全なる身体」には「健全なる精神が宿る」のです。

 要は、入り口をどちらにするのか、どこからアプローチするのかということで、心は難しいので身体からの方が分かりやすいのではないかという結論に至ったのです。

 そして究極的にはその両極からの同時アプローチは凄すぎるという結論です。

 

まとめ 

 健康は「食事」「運動」「睡眠」に加えて「心」の総和、全体性であると、今回のシリーズでは書き続けてきました。

 日本人の平均寿命は84歳(ぐらいだっけな?)で世界トップクラスです(1位だっけかな?)。ところが健康寿命と言って、健康的に何歳まで過ごせるかということになると、とたんに順位が下がるそうです(確か130ヵ国中、60位くらいだっけかな?)。

 詳しい数字はおぼろげですが、要は平均寿命が延びたとしても健康でいられないのなら大変で、どうやら日本はその傾向が強いということです。ここの健康には病気ではないという概念も含みますが、病気でも生き生きとしている人はいますから、やっぱり病気と健康は関係ありません。

 心身ともに健康状態になるのは相当難しいことではありますが、人であるのなら健康になるための能力は誰にでも備わっています。そういう風に創られているので。

 ですから、1つでも2つでも実践してみて、今よりも健康が身近に観じられれば、さらに健康に興味をもつことができて、充実した人生を送ることができるはずです。

 多くの人が健康で輝いて過ごすことができれば、以前に書いた「集団思考」「集団意識」という本来の機能を取り戻し、嬉しいこと、楽しいこと、心がはずむようなことが増えるはずです。

 全10回にわたり、健康に関して思いつくままに書き綴ってきました。

 かなりの文量ですが、毎回読んでくださっている人もいて(スター印を付けていただいているので)、なんとか書き続けることが出来ました。どうもありがとうございます。文章を書くのは読まれるためです。誰も読んでくれなければ書くモチベーションなどもてるはずはありません。

 最後までお付き合いいただき、心より感謝致します。

 次回からは再び「教育」とか「雑談」的なブログに戻ります。

 それでは

じゃあねーー!