Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

瞳が美しいとはどんな状態か

「目は口ほどに物を言う」という諺?があるように、目は雄弁に物事を語ってくれます。本当は目だけではないのですが、目は分かりやすいのです。目は感情や状態が出やすいのです。涙が出るのも、何かをにらみつけるのも感情が放出しているわけですし、興味津々な様子も何かに悟っている状態も目に現れます。

 今回は、その目の中でも瞳に焦点を当てて解説します。

 瞳が美しいとはどういうことかということ。今回の記事を読めば、本当に素敵な人を見つけたり、本当は何が言いたいのかを理解したりすることに役立ちます。

 

1 清んでいる瞳

 瞳の奥深くをのぞき込んでください。

 心の状態、精神状態が良ければ透き通っています。

 不健康な人の特徴の1つに「目が死んでいる」という表現をすることもありますから、目はその人の健康状態をあらわしています。その場合の目は、白目も含めていますが、よーく見ると、黒い目の部分、瞳そのものに現れています。

 人の目を見ることでも実感できますが、実は目はデリケートです。

 だから知らない人の目をじーっと見るのはタブーです。

 不良はね「何見てんだよー!」と怒るときの常套句として使いますし、見ず知らずの人にじーっと見られたら気持ち悪いじゃないですか。恐い人がいたら目を合わせないようにしたりもしますよね。私もします。

 目はデリケートなんです。

 だから、とりあえず自分の目を鏡で見てみましょう。

 それで自分の状態が分かります。

 瞳が透き通っているならば、それは美しい瞳です。少なくとも美しい瞳を定義する1つの指標にはなります。

 

2 恋する瞳

 他人の目をまじまじと見つめて良い状況が恋人です。

 まじまじと見つめても、大抵は叱られません。

 そのとき、じっと瞳を見てください。瞳孔が開いているかどうか。

 瞳孔が閉じているのなら、残念ながらあなたは否定されています。

 瞳孔は明かりに反応して広がったり閉じたりする機能がありますが、他者をどれぐらい受け入れているかによっても開閉します。

 教室で授業をしていても、話が入っているかどうかは目を見れば一目瞭然です。真剣な子は目の輝きが違います。

 瞳の瞳孔が開いているのなら、素直に受け入れようとする美しい目です。

 

3 潤いのある瞳

 絵にすると分かりやすいのですが、だいたい可愛らしい女子を描くとき、目をキラキラさせます。ついでに瞳孔も大きめに描きます。

 コンタクトレンズで、瞳孔が大きくなるように見える物があって、それを付けると可愛らしく見えるのもそのためです。

 で、キラキラするというのは、目に潤いがあるということです。

 どうして潤うのかというと、身体が健康だから目の状態も健康に保たれている。つまり、潤いのある状態が自然だからです。

 で、健康な身体というのは当然美しいので、目も美しいという理屈です。

 さらに、健康な身体ということは心と身体の総和でもあるので、そういう生活やそういう考え方をしている素敵な人ということになります。

 ただし、注意点がひとつだけあります。

 そういう生活をしていなくても、恋が発生するとウルウルする目になることができます。だから、恋によってそういう目なのか、自然体でそういう目なのかを判断する必要はあるでしょうね。

 

4 左右対称の目

 

 右目と左目は違います。

 右手と左手は違うのと同じです。

 右目は左脳、つまり理性。

 左目は右脳、つまり感性。

 両方輝いているのなら、両方のバランスが良いのなら、思考と感情がある程度一致しています。だから左右の均等の取れた目は、誰に教わるわけでもなく「美しい」と感じるのです。

 逆に、左右の目がアンバランスの場合、思考と感情が一致していません。

 ですから、言っていることと思っていることが違うと判断して大丈夫です。

 まあ、違うから駄目ってことでもないんですけどね。

 

5 感情喪失の瞳

 本当にごくごく稀な存在だそうですが、感情そのものが感じ取れないのに澄み切った瞳の人がいるそうです。

 それは悟りの境地に至っている人です。

 何の思考も働かせず、ありのままを見ることができる人です。

 まあ、ほとんど存在しないくらいいませんが、もし、そういう人を見つけたら、すぐに弟子入りしましょう。

 もしいたとしても見つけられるか問題(気づけるか問題)がありますが、特徴としては、いつも眠たそうな目をしているというのがあるようです。ただ、本当に眠たいだけの人もいるので、やっぱり目全体というよりも、瞳を見るのが良いでしょうね。

 

6 絶対にしてはいけない美しくない目

 逆も知っておく必要もあるかな?って思ったので。

 

 おしまい。