Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

続・健康の秘訣 第2回~食事をなんとかしましょう~

 自分自身で食事に関する実践をしてみた結果、自分の身体の変化が起こり、同時に世の中の食事に関する異常事態に目が行くようになってしまいました。今回の健康シリーズの記事は、食事に関することのお勧めをします。自分の経験からも確実に言えることを紹介しますので、是非やってみてください。本日のおしながきは以下の3点です。

1 最近あった食事に関すること。

2 お勧めの食事改善。

3 幼少期の食事の大切さについて。

 では始めます。

 

1 最近あった食事に関すること

 昨年の7月下旬頃から、食事療養をしてきた結果、私の身体はより健康体に近づきました。もともと外食は少なかったし、コンビニのお弁当もあまり食べてこなかったので、それほど大きくは変わらないかもしれないと思いつつ、面白そうだったので実践してきました。

 最近、お風呂に行ったときにお腹がペコっていまして、ちょうど食堂がついていたので、「たまにはとんかつ定食でも食べようかな?」と思い立って食べました。

 美味しかった・・・?とは言い切れない自分に驚き(大抵は美味しいと感じていたので)、その後の胃のもたれ方が異常だったのです。

 なんだかもっと実験してみたくなり、別の日に、本当に久しぶりにファミレスのハンバーグとサラダバーを食べてみました。大変美味しかったのですが、食べ過ぎたせいもあったのかもしれませんが、その後の異常な眠気と身体のだるさ、そして胃もたれが翌日まで続き、寝起きの身体の重さもすごかったのです。

 ちなみに、食事療養をしている時の便は、柔らかくてなめらかでスルリスルリとストレスなく出る上に、臭いもさほどありません。

 ・・・が、その外食のあとの便と言ったら、黒ずんでいて固くて臭い!

 ・・・なんだか汚らしい話ですみませんね。

 

 人の身体って、本当に食べたものに正確に反応してくれるんだな~と感心しました。・・・と同時に、食事を正しくする前の私は、そのような食べ物を普通に食べていて、それでいて胃もたれが今ほどではなかったという事実についていくつか考えさせられました。

 身体が健康になったせいで、変な物を食べたときの反応がすごいということ。

 以前の私は同じ物を食べていても、今より美味しく感じていたし、胃もたれなんかはそれほどなかったな~ということ。

 臭いや味覚などの感覚が鋭くなっているということ。

 食事によって健康な身体になったのはいいのですけれども、外食で食べることが難しくなったという副作用が少し寂しい・・・。

 とはいえ、身体が健康になってきたことを全く後悔はしていません。

 

2 お勧めの食事改善

 自分がやってみて良かったことは、周りにも勧めています。

 が、大抵の人は、こういった話は嬉しくないらしく、ほとんどの場合、誘いに乗ることはありません。少し興味をもったチャンスを見つけては、少しだけ説明するのですが、「えー、それも駄目なの? 食べるものないじゃん!」とか「本当?」と終始疑いの目を向けるとか、あげくのはてには、食事に関して正しい知識をお裾分けし、そして自分自身でも実践している私を見て、やや変人扱いするさまです。

 まあ、いいんですけどね。お誘いですから、断られたとしても、私自身に何か変化があるということではないので。

 まあ、そういうわけで、多くの人はあまり誘いに乗ってこないのですが、何人かは実践します。その実践しはじめた人にした私のアドバイスは、「それならできそうだ」と感じてやりはじめたということですから、その経験を踏まえて「とりあえずはここから」というお勧めを5つします。

 その中の1つでもやってみると、次から次へと興味がわいてくるようです。

 

①塩を変える

 まずは塩です。おそらくこれが一番ハードルが低く、効果が大きい。

 きちんとした塩に買い換えることです。

 私は、家にあった大量の安物の塩を全て捨てました。

 高級塩を購入し、今では魚や野菜、たまに食べるお肉なんかにもかけます。

 きちんとした塩は、安い塩に比べれば高いのですが、成分を見ると、塩そのものにミネラルたっぷりだということが分かります。ですから、安い塩に比べれば高いのですが、栄養面や健康面、使用頻度、塩を作る時の苦労などを換算すれば、安い塩より実質価格は安いのです。しかも、きちんとした塩は、塩そのものが美味しいです。舐め比べたらかならず実感します。

 ちなみに、良い塩を入手したので、ドレッシングもいらなくなりました。

 

②みそを変える

 みそは日本人ならば必需品でしょう。その味噌を変えるのです。

 私は、それまで使っていた味噌を思い切って捨てました。

 成分表を見ると、食品添加物のオンパレードだったのを確認したからです。

 それで、自然食の身体に良い昔ながらの手間暇をかけて作っている味噌を購入し、味噌汁を作ってみたところ、あきらかに美味しいのです。化学調味料の味がしない、自然な美味しさです。

 それで、お世話になっている支援員さんにもプレゼンとしましたら、家族全員から「今日の味噌汁、美味しい!」と言われ、「これからもずっと、こういう味噌汁を作ってほしい」と言われたそうです。

 

③醤油を変える

 醤油は使用頻度が高いですね。

 ということは、日常的に身体に取り入れていることになりますから、これを変えます。私は家にあった安物の醤油を全て捨てました。そして、国内生産の大豆で、しっかりと鋳造されている醤油を購入。お値段は安い醤油の3倍くらいしますが、ドバドバ使うような物でもないので、一度買ってしまえば相当もちます。

 そして、何と言っても美味しいです。醤油そのものが美味しいのです。

 さらに、健康にもいいんだな~とか思って食べるからいい気分です。

 

④砂糖を変える

 砂糖は使用頻度としてはそれほど高くはないのですが、これも変えます。

 基本的に白いものはよくありません。

 精製されたものは駄目と覚えておきましょう。

 私は、家にあったスティックシュガーを全て捨てました。

 代わりに三温糖を使っていますが、黒砂糖とかでもいいのかな?

 価格も塩、味噌、醤油に比べれば安いので、あまり使わないけれども交換しやすいでしょう。

 

⑤油を変える

 酢・・・と言いたいところですが、最後は「油」です。

 調味料の「さ・し・す・せ・そ」を変えるのが最初なんですが、酢はそれほど登場回数が少ないので、今回は取り上げません。

 油・・・実は、今回の記事で一番のお勧めです。

 最初の「最近あった出来事」のとんかつもハンバーグも、油を使用しています。その油が重要なのです。最近は、油の価格が高騰しているため、ただでさえ避けておきたいサラダ油よりも、さらに程度の低いパーム油が安く売られています。

 が、サラダ油もパーム油も駄目です。身体へのダメージがひどいです。

 具体的な話は横に置いておいて、サラダ油やパーム油以外のものに変えることがお勧めです。今、我が家で使用しているのは「オリーブオイル」「菜種油」「米油」「ココナツオイル」の4種類です。基本は菜種油で、サラダにはオリーブオイル。風味がほしいときはココナツオイルを使用しています。

 お値段は・・・サラダ油の3倍以上しますが、それだけの効果はあります。

 一番お勧めなんですが、お値段のことを考えると敷居がたかいかもしれませんので、最後につけておきました。

 ただ、高いですが塩も良くしているのなら、ドレッシングやソーズ、焼き肉のタレみたいなものは、全て必要なくなりますから、トータルで考えるならば安いかもしれませんよ。
 

 

3 幼少期の食事の大切さについて

 大人はね、自分の食べるものを自分で選ぶことできます。でも子ども、特に幼少期においては、親が用意する食べ物が全てです。

 私の大学時代の友人に、めちゃめちゃ健康な子がいたんです。バレー部だったんですが、その子はおやつを食べまくって、ぶくぶく太りました。大学生にもなって、なぜそれほどまでにおやつが好きなのかを聞くと、実家に住んでいるときは食べたことがなかったから、世の中にこんなに美味しい物があると知って驚いていると言うのです。

 その子は、大学4年間、一度たりとも風邪を引いたり、なにかの病気になったりしませんでした。ぶくぶくは太りましたが、それでも健康体なのです。そして話を聞くと、小さい頃からインフルエンザにかかったここともないというのです。

 それは幼少期の貯金です。小さい頃に、きちんとした食事をしていたため、基本的な身体が健康体だということの証拠なのです。

 今、学校教育現場で聞く子ども達の食事は、かなり劣悪と言わざるを得ません。朝食に菓子パン。昼は給食。夕食はマックという話も聞きます。

 給食は健康そうですが、実はそうとも言えません。実はね。

 しかも、その日の給食で唯一身体に良さそうな物とか、この中では一番大丈夫そうな物ほど、子どもは好き嫌いが激しく育っているので食べません。

 めちゃめちゃ減らしているサラダを持ってきて「減らしてください」というので、これ以上何を減らすのかと、つい言ってしまいます。また、美味しそうな肉炒めみたいなものでも「減らしてください」というので、「肉嫌いなの?」と聞くと「玉ねぎが・・・」というのです。・・・玉ねぎ、・・・それ駄目なら、・・・かなりの料理が駄目だけど・・・。

 ということで、一日の三食をでたらめにしておいて、身体にダメージを蓄積した状態で、勉強するということになりますが、それは無理なのです。

 集中できない、イライラする、じっとしていられない、心が不安定などなど、原因は1つではありませんが、食事はかなり大きなウエイトを占めているだろうなというのが、現場で24年間教師をしてきた私の実感です。おそらく間違いありません。

 食事です。食事が乱れまくっているのです。

 子どもだけではなく、大人たちが乱れまくっているので、子ども達が乱れるのは必然です。でも、乱れまくっているのなら、乱れているからこそ、1つでも2つでも変えるだけで変化が起きます。

 本当は、食事に関してはまだまだあるのですが、今回は「とりあえずここから」という内容ですので、できそうなこと、とりあえず1つやってみてください。

 1つでも実践して、その効果が実感できれば、必ず他の事にも興味がわくはずです。楽しみながら、本当の健康的な身体に近づけるよう応援しています。

「記事を読んでくれた方、やってみてくれて、嬉しいです! もうすでにやっているよ!という人や、効果を実感している人はコメント欄に賛同意見を書き込んでください。そうすると、何人も賛同しているのなら、自分もやってみようかな?という人が増えるかもしれませんから。」