Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

続・健康の秘訣 第4回~ポツンと一軒家から言えること~

「ポツンと一軒家」という番組は人気があるようですね。でも、正直言って、私は好きになれません。好きになれないので、見ないのですがテレビチャンネルを切り替えるときに目にすることがあり、どうして人気があるのだろう?という気持ちで、一応先入観を落としてじっくりと観たことがあります。

 なぜ好きになれないのかと言いますと・・・

 

1 ポツンと住んでいる

 番組の構成は、だいたい次のような感じです。

 番組スタッフが、へんぴな場所にポツンと住んでいる情報を近隣住民から聞き取り、樹海のような山道をずんずん進みます。そして「こんなところに人がいるの?」みたいな感想をいいながら、時々は「車も通れない」なんて言いながらたどり着きます。

 そこには大抵、お年寄りや年配者が住んでおり、どうしてこんなへんぴな場所に1人でポツンと暮らしているのか?ということを探っていきます。

 そのとき、なぜかいつも家族愛だとか先祖からの土地を守っている素晴らしい活動だとかにしたがります。

 両方違います。本当に家族愛ならば、町に出て暮らせばいいだけです。先祖からの土地を守るって言ったとしても、自然を壊すのが人間の特性ですし、土地はそもそも自然状態が一番守られていますから。

 ポツンと住んでいる人が強調しているのではなく、番組の編集力でそういうことにしたがっているのです。視聴率の問題でしょうね。

 そして「1人で住んでいるのにお元気ですね!」なんて寝ぼけたことを言っているのです。全く違います。「1人でいるのに元気」なのではなく、「1人でいるから元気」なのです。よく考えてください。人々の持つ悩みの9割以上は人間関係です。ほとんど10割と言っても過言ではないくらいです。ですから、人間関係のごたつきがない仙人のような暮らしですから、ストレスフリーであるということです。

 

2 不便な暮らし

 番組は、やがて不便な生活に焦点を当てます。娯楽の少なさや便利なスーパーや夜型生活ができないことを言っているのかどうか分かりませんが、とにかく不便ではないですか?という方向です。

 何を言っているのか理解に苦しみます。まず、それが毎日の生活なら普通になるので、不便さなど感じる事はありません。例えばテレビは便利で面白いとしましょう。でも、なかった時代は、どこにもなくて、それでいて暇だということにはなっていないはずです。スマホだって、登場はつい最近で、それがなかった時代に不便だとは感じていないはずなのです。便利にはなりましたが、たいして不便ではなかった。

 夜は・・・寝ればいいのです。夜に寝て、朝が来たら起きる。これが自然な営みです。夜遅くまでテレビを観て、夜食にカップ麺などを食べ、寝起きが悪い状態を便利だとするのでしょうか。

 不便な暮らしだから健康なのです。そして、不便さとは何か。あるいは便利さとは何かということをもう一度考える必要があるでしょう。番組がその方向に持っていくのなら、私は好きになれます。

 

3 自分で育てた物を食べる

 視聴率の関係で仕方ないのだとは思っています。思ってはいるんですけどね、余りにも寝ぼけているので、なんとも言えない気分になるんです。

 番組では、必ず「食事」に目を向けます。こんなへんぴな場所で、一体何を食べて生きているのか?と。

 たいていの場合、家の外に自家菜園があって、野菜を育てています。また、山の恵みや山の水を使っています。ちなみに番組では「水道代がかかりませんね」みたいなことで終わらせますが、本当に目を向けるべき事は「新鮮で美味しくてミネラルたっぷりの水を飲んでいる」という事実です。

 そして、せっかくだからとご馳走になります。

「おいしー!」とスタッフは大抵驚き、何故か「ポツンと一軒家」という番組は「ポツンと一軒家で食べる美味しい料理番組」に変身しています。挙げ句の果てには、手土産に新鮮な野菜までもらっています。もう、きちんとお金を支払う映像を流した方がいいと思うのですが・・・(支払っているのなら)。

 こんなへんぴな場所で、食べることにも不自由しているのに・・・元気ですね!みたいな感じが嫌いなのです。

 不自由などしていないし、好きでそこに住んでいるだけですし、美味しい水と美味しい食べ物があるし、めんどくさい人間関係もないし、情報化社会の悪影響も皆無で、自然と共に暮らしているのです。

「こんなところに住んでいるのに元気」じゃなくて

「こういうところに住んでいるから元気」ということです。

「のに」じゃなくて「から」です。

 

まとめ

 ポツンと一軒家に住んでいる人は好きでも嫌いでもありません。ただ、そういう生活を選んでいるので、そこから自分も何か学べそうだなというくらいかな。

 嫌いなのは、番組の構成の仕方です。先にも述べましたが、視聴率の絡みがあるので仕方がないとは思います。でも、ポツンと一軒家に住んでいる人のことを「家族物語」にしてはいけません。そんなこと言ったら、ポツンと住んでいなくたって、それぞれの物語があるからです。

 続・健康シリーズの第4回で一番お伝えしたいことは

「テレビ番組の構成の仕方は間違っている」ということです。

 ただし、視聴率をとりたいのなら「あっている!」ということにもなります。そして、間違ってはいるけれども、見方によっては「健康の秘訣」が隠されているので、そういう見方をするならおもしろかな?という私なりの結論です。

 

「うーん、本当に、最近のテレビ番組はどうしちゃったのかな?」と、思う反面、「いや、昔からそうだったのかもしれない。」と思うこともあり、なんだか釈然としない記事になってしまいました。

 それでも最後までお付き合いいただいた方へ感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

 最近、書けば書くほど人気が下がっているような・・・。

 本当の事が知りたいとか、自分も同じ事を考えてたという人にとってはおもしろい記事のはずなんですがね。要は受取手次第なんです。毎回読んでくれている人は同じ人たちですから、最近はそこへ向けて発信しているつもりで書いています。

 

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 ・・・だから最近、評判悪そうだけど、あまり躊躇しないで書いているのかもしれません。うーん、今後、どうしようかな。このブログ。・・・方向性を迷っています。