Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

部屋をおしゃれにする10選についての一考察

 部屋を綺麗にすることは色々な意味で大切です。

 そして、キレイなついでにオシャレにすることも大切です。

 それで、どうしたらおしゃれになるのかな?とググってみると、様々な専門家らしき人がオシャレにするための方法を具体的に教えてくれています。

 ・・・しかしね、おしゃれな部屋というのはただ物をそろえたら良いということではないのではないかと、少し突っ込みたくなりました。

 そこで、ググってみた「おしゃれな部屋にするための10選」に加え、それぞれに私なりの考察を加えてみました。もちろん、私なりの解釈ですから、記事を読んでくれた方が、それぞれの考えをもつことが最重要です。

 おしゃれな部屋の究極の形は「自分が好きな部屋」に尽きますから。

 

第10位 硝子テーブル

 10選については、あるサイトから引用していますが、どのサイトも順位は違えど、だいたい同じ内容ですから、1つずつ見ていきます。

 まずはガラステーブル。

 写真をご覧ください。・・・確かに、オシャレですね。

 ただ、気をつけないと下のようになります。

 ガラスは埃が目立つのです。

 オシャレの代償と言えるかもしれません。

 私個人としては、ガラステーブルはお勧めできません。

 

第9位 ラグマット

 フローリングの一部にラグマットは確かにオシャレですし、居心地もよくなるでしょう。ですから異論はありません。

 ただし、ラグの柄は少し気をつける必要があるかな?とは思います。

 面積が大きいので、部屋の雰囲気にかなりの影響力があります。

 ついつい豪華だという理由で下のような柄に惹かれるかもしれません。

 しかし、先ほども述べたように、面積が大きいので部屋全体のバランスが大切です。主役がラグマットならいいかもしれませんが、脇役として押さえるのなら、なるべくシンプルなもので、落ち着いた色がいいでしょうね。

 ついでですが、毛の長さも考慮するべき内容です。こまめな掃除が苦手な人は、毛の短い物を選びましょう。

 

 さて、ここまで「テーブル」と「ラグマット」についての私見を述べましたが、ここで大切なポイントがあります。

 それは、ずばり掃除です。どんなテーブルであっても、どんなラグマットであっても、掃除しなければ汚らしく不衛生です。

 おしゃれで居心地の良い部屋の第一条件は「掃除」というのが私の至った結論です。テーブルもなくて、ラグもなかったとしても、掃除が行き届いていれば、それなりにオシャレに見えます。

 

第8位 アート

 おしゃれな部屋のサイトをググると、だいたい出てきますね。アートが。

 今回の記事で一番私がお伝えしたいところです。

 アートねぇ・・・、確かにオシャレ感はありますよ。

 ただ、何を飾るのかということをもう少し考えてもいいかな?と。

 上の写真にもアートがありますが、これ、何でしょうかね?

 普段から目にするアートですから、見ていて心地よい物や自分の好きなものならいいと思うのですが、上のアートは見ていたくなるのでしょうか?

 そこがずっと疑問だったのです。

 上の写真もアートがあって、オシャレ・・・ですが、なんでしょうね?

 このアートを見て、ついうっとりしたり、もっと見ていたくなったり、楽しい気持ちになるのでしょうか? ついでにガラステーブルもありますね。

 これはどうでしょう?

 いったい全体、何がしたいのか分かりません。

 お化け屋敷風な部屋で、来客を驚かせたいのならいいかもしれませんが。

 これをオシャレと定義していいのかどうか・・・。

 まあ、人それぞれの感覚でしょうけれども。

 

 とにかく、アートは難しいなあというのが私の至った結論で、やっぱりどうせ飾るのなら、自分の好きなものを飾った方が楽しいというのが私のお勧めです。

 

第7位 植物

 これはいいですね!

 どのサイトにもちょっとした「緑を」みたいな事が書かれていますが、私も同意見です。ただ、「造花」か「ホンモノ」かという問題があります。

 造花は手入れがいらず、楽ちんなんですが、生きていません。

 植物は単に緑ということではないはずです。

 もし、単に緑がほしいのなら、植物でなくてもかまわないはず。

 ですから、本当に生きている植物を置くと、良い部屋になるでしょう。

 お世話が必要になりますから、お世話できない人は置くことができません。

 枯れた植物を飾るのは、逆効果です。

 

第6位 キッチンに調味料

 これはオシャレですね!

 ただね、料理ができる、あるいは料理をしているが前提です。

 料理もしなくて、できないのに、調味料だけが飾られているのはおかしいことです。先ほどの植物にも共通することですが、何を置くかというのは、どのような生活をしているのかということと直結しているわけで、おしゃれな物が先にあるわけではないのです。要は、その人の生き方が反映されているというのが先なのです。

 

 オシャレで居心地の良い部屋の第二条件は「生活が先」というのが私の至った結論です。全ての道具や物は生活に必要だから置くのです。置いている物で、その人の生活が分かるのです。

 

第5位 本やDVD

 これね、確かにオシャレなんです。オシャレなんですが、かなり難易度が高いというのが私の感想です。

 本は読む物で、CDは聞くものです。ですから、自分が何を読んだり聞いたりしているかと言うことを表現しているわけで、だからこそオシャレなるかどうかは紙一重なんです。

 昔、何かの本で読んだんですが、テレビに出てくる専門家と呼ばれる人、大抵はどこかの大学教授みたいな人が出てきますが、大抵、後ろは専門書だらけです。

 あれは、そういう背景にすると説得力があるということみたいで、もし、アイドルの写真集とか、プラモデルの作り方みたいな本が背景にたくさんあって、「引きこもりの原因について」みたいなことを偉そうに話すと、大変なことになるのです。

 また、格好いいからといって、下のような本はどうでしょうか。

 オシャレ感はすごいんですけどね。

 やっぱり本は読むが先にあって、飾るのは2番目なんです。

 これ、読めるの?

 そして、何の本?

 さらに下の写真を見てください。

 本があればオシャレということではなく、どんな本を読んでいるのか、そして、本をどのように扱っているのかという、やっぱりその人の生活全てがにじみ出るのです。

 まあ、第一条件に戻りますが、まずは「掃除」でしょうね。

 

第4位 ソファー、ベットがふかふか。

 まあ、ほとんど異論はありませんが、「ふかふか」というワードがひっかかります。別に「ふかふか」でなくても良いと私は考えているのです。逆に「ふかふか」でない方が良いくらいに考えています。

 理由は、やっぱり「掃除」なんです。ふかふかは気持ちいいんですけど、埃が舞うのと、どうしても掃除しにくいのです。「ふかふか」と「清潔感」はセットです。

「ふかふかだけど不衛生」ならば、埃に混じって、様々な細菌が空気中を舞うことになるでしょう。人間の身体には、不衛生な菌を体内に入れないシステムが備わっていますので、鼻をかめばすぐに分かります。

 数年前に、ある旅館に友人と泊まったのですが、その旅館が超汚くて、キレイじゃないところはない部屋で、ずっと鼻がむずむずしてました。

 

 さて、ついでにソファーについても、私なりの考え方をお伝えします。何かの参考になるかもしれませんから。

 ソファーは、一度買えば、気軽に買い換えることができません。

 何より高いですし、大きいので。

 ですから、自分のライフスタイルに合うかどうか、自分がソファーで何をしたいのかを明確にすることをお勧めします。ついつい色味とか形のオシャレ感に惹かれてしまいがちですが、何度も繰り返すようですが、自分の生活が先です。

 おしゃれなソファーです。でも、私は選びません。

 なぜなら、このソファーでは横になりにくいからです。

 これは横になるのに良さそう!ということで、私なら候補にします。が、私はもう少しシャープな感じが好きなので、実はこれも却下します。

 という具合に、自分の生活をイメージすることです。

 こんな感じがギリギリかな~。

 欲を言えば、座るところはオールフラットで、手をかけるところは樹じゃない方が枕にしやすい・・・とまあ、寝転がることばかり考えているわけです。 

 ついでに、ソファーにはクッションを置いたりしますが、ソファーの方が大きいので、クッションは後回しにすることがお勧めです。ソファーにあったもので、使いやすいのが、結果としてオシャレになると思いますよ。

 こうならないように、気をつけましょう。

 

第3位 いい香り

「いい香り」が第3位になるとは、自分としては意外で違和感がありました。

 臭くなければいいのかな?と思っているからです。

 要は空気のお話でしょう。一日に一度くらいは、外の新鮮な空気を部屋に取り入れれば、別にいい香りがしなくても良さそうですが、違うのかな?

 あと、香りといっても、きつすぎるのは嫌かな~。

 ほとんど無臭で、ほんの少し薫るぐらいなら好きかも。

 でも、生活していれば、至る所から臭いというのは出てくるもので、やっぱり換気して、新鮮な空気が部屋に入っていれば、何も問題はないと思うのです。

 

第2位 間接照明

 部屋をオシャレにするための具体的な方法として、どのサイトにも必ず書かれていますね。そして、まあ、そうでしょうね。

 間接照明まで考えられるのならば、それ以外のところも結構できているというのが私の解釈です。つまり、間接照明は、良い部屋を作る時に、結構後回しにされガチだということです。ですから、間接照明があるということは、イコール、それ以外も結構できていると思っていいかな?と。

 ですから、あえて間接照明を!とアピールしなくても大丈夫かな。

 間接照明を置く人は、心にかなりゆとりがありますね。

 そのゆとりも含めて、来客は「素敵なお部屋ですね」と思うのかもしれません。

 

第1位 家具の統一感

 さて、いよいよ第一位、統一感の登場です。

 もう、どのサイトでも真っ先に書かれています。

 が、私はこのことに異論を唱えたいと思っているのです。

 何故かと言いますと、新築を建てる時とか、家具を一辺にそろえる時ぐらいしか、難しいからです。そして、家具というのは、ソファーと同様に大きいですし、お高いですから、そうそう買い換える物でもないのです。

 よく「モダンテイスト」とか「ナチュラルテイスト」とか、テーマを決めてみたいなことが書かれていますが、もしそれが好きなら、選ぶ物は自然とその傾向になるわけで、無理矢理に何だかテイストにしようとすると、自分が好きな感じとずれてしまうという理由から、オシャレが先で、自分が後になってしまうのです。

 やっぱり、自分が暮らす家だったり部屋だったりするわけですから、自分の好きな感じに自信と誇りを持ってほしいのです。

 オシャレで居心地の良い部屋の第三条件は「自分の好みでOK」というのが私の至った結論です。誰かに褒められるためにオシャレにするのではなく、あくまで、自分が「いーなー」と思える部屋が結果的にオシャレなんです。

 部屋って、面白いな~と思います。

 その人の生活や価値観、人生がにじみでるからです。

「自分がいいなら、いいんだよ」というのが究極的な結論になりますが、あえて、それを1つずつ吟味することで、部屋に対する思いが芽生え、部屋の重要度が上がり、結果として生活全般に還ってくるのではないでしょうか。

 自分が変われば部屋も変わりますし、部屋が変われば自分が変わるという現象が起きるでしょうね。おしゃれな服を買えば出かけたくなるように・・・。

 

まとめ

 もし、オシャレで快適な部屋にしたいのなら、

 まずは「掃除」です。

 次が「生活」。

 最後に「自分の好み」です。

 断捨離なんかは「掃除」に分類されるでしょう。部屋がすっきりキレイになって初めて、「もっと良くしたいな~」が芽生えると私は考えています。

 さて、とりあえず、掃除でもしようかな?