Nayunayu先生 ~愛のある教室~

現場教師の24年間の実践理論

感謝の向こうがわ

 感謝するという行為は、強調しすぎても良いくらい重要なことです。

 本当の感謝ができる人になれれば、人生は悟っていると言っても過言ではないくらいです。今日は嬉しいことがあったので、なぜそれが起きたのかという理由をお裾分けすることで、みんなが嬉しい気持ちになれればいいな~と思って書きます。

 

 本題に入る前に、まずは感謝の実践を1つ紹介します。

 私は、再配達してもらうとき、必ずコーヒーかビールを一缶、差し上げるようにしています。一度配達してもらったのに自分が居なかった。それで、また配達するという行為に対して申し訳ないのと、「わざわざありがとうございます。」という感謝の行動です。

「何度も来てもらってすみません。お疲れ様です。」と言って渡すと、たいていの場合、配達員さんは少し驚いた表情をしますが、嬉しそうに受け取ります。

 再配達の時に毎回そのようにしていましたら、そのうち、不在通知表の連絡先に電話すると「あ、○○さんですね。」と、感じよく対応してもらえるようになりました。

 再配達って、私は配達員ではないので分かりませんが、想像すると「めんどくさい」と思います。ガソリン代もかかるのに、同じ配送料で運ばなくてはならない。しかも、下手に無愛想な表情を出したら、会社にクレームが届くかもしれないので、不機嫌な表情もするわけにはいかないでしょう。

 そんな想像力を働かせるのが感謝の第一歩なのかもしれませんね。

 コーヒーかビールなんていうのは、数百円程度です。金額にすれば、そんな額ですが、ありがとうの気持ちを乗せることで、仕事に疲れている人を一瞬で元気にさせる力があるのですから、お金もそのように使われて喜んでいることでしょう。

 お勧めですから、この実践例に共感された方は、是非やってみてください。感謝を伝えるための実践としては、とても優秀であることがすぐに分かるはずです。

 

 本題です。

 数日前に家のストーブが壊れたんです。

 それで、業者さんに来てもらって、あっという間に直してもらったという記事を以前に書きました。

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 ところが、随分と古いストーブなので、また壊れるという宣告を受けていました。この業者さんには、給湯の故障のときにもお世話になっており、その時にも感謝の気持ちを缶ビールにして渡してあったのですが、今回も修理のお礼に缶ビールを渡しました。すると「前にももらったよね。」と覚えているのです。もう1年くらい前の事でしたが、たかだか缶ビール1本のことを覚えているのです(ちなみに、私は忘れてました)。

 昨日、その業者さんから電話がありました。

 なんと、ストーブを交換してくれるというのです。

 借家のオーナーに連絡して、そのストーブの余命がわずかであることを伝えてくれたら、10万円くらいする新しいストーブに変えてくれるというのです。

 とりあえずストーブは直っているのです。たぶん3年ぐらいは大丈夫そうなのですが(業者さんが3年で壊れるように直すと言っていたので)、オーナーに進言してくれたのです。

 本当にありがたいことです。

 きっと私は、感謝することのできる良いお客さんなのでしょう。

 だから、親切にしようと思ってくれたのだと思います。

 別に親切にされるために感謝したわけではなく、ただただありがとうの気持ちを伝えただけなのですが、こんなにイイコトが起こるんですね・・・と、感謝の力を実感したわけです。

 嬉しいが嬉しいを呼ぶのです。

 

 仕事はお金のため、生活のためという側面はあります。

 しかし、仕事はまた、自分のためでもあり人の為にもあるのです。

 ほんの少しの心遣いが、働いてくれる人を何度でも元気にさせるのです。

 私自身も、教師という仕事をしていますから、保護者からねぎらいの言葉がひとつあるだけで、子ども達から「先生でよかった。」とひとこと言われるだけで、元気をもらえるということを実感しています。

 感謝するチャンスは至る所にありますから、是非、やってみてください。

 感謝に関する記事は、以前にも書いていますので、関連づけておきますね。

 

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